高橋優さんというアーティスト、ご存知ですか。私はYouTubeで初恋を歌ってる姿をみるなどしていました。この方、秋田県横手市のご出身。そして、夏になると、熱心に秋田で音楽フェスを仕掛けておられます。県のあきた音楽大使でもある。秋田魁新報がLINEでよくニュース流しています。

これ、当世流の地域おこしです。音楽フェスって暑いときに踊ったり水かぶったり、頭おかしくなったんじゃねえか、とおもっていたが、たしかに人気アーティストがでてくるとたいへんな騒ぎになるのだけど、行ってみると面白い。かつて行った東北あたりだとゆったりしてるし、屋台も楽しいし。

そこを地元産アーティストが盛り上げてくれたら、なんとなく地元発の文化的な輪ができる。それも若いひとの。高橋優さんが飽きずに毎年着実に地元でフェスを背負う姿、他の地方はもっと羨ましがったほうがいい。秋田なんて特に人口減で自殺も多い。彼の懸命な唄は秋田の未来に響くはず。

仙台で暮らしていたとき、MONKEY MAJIK とか仙台貨物とかRAKE とか、仙台ゆかりのアーティストの音楽をよく聞いていた。いい歌なんだよな、どれも。しかも、全国発信が可能。もちろん中村雅俊みたいな人もいいんだけど、若い人のムーブメントを作れる地元選出のアーティスト。これは大事にしていくべきだ。

岡崎体育が京都府宇治市の実家に住み続けて、曲作ってるという話に感銘を受けたことがあるが、このエピソードだって全国に宇治を猛アピールした。平等院並みのインパクトでしょう。侮れない若手アーティスト。こんな人材が地元にいれば、自治体は積極的に接近を図っていきましょう。生けるゆるキャラ。いや、立派で強力な地域おこし協力隊員になってくれること請け合いです。



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