だいぶ千葉県の森田健作知事がたたかれている。姿がみえない、初動が遅れた。難しいものだ。しかし、都市圏の首長は人が多いだけに、危機管理の能力はこれまで以上に問われているといってよい。埼玉県と愛知県では豚コレラ対策に追われた。今まで経験したことのない危機、想定できていなくても、とにかく何か起きたら即座に動く。動かなくて怒られるより、動きすぎて嫌がられるほうがいい。

最近、思うのは、一つの都道府県だけで、事はすまなくなっているのではないか、ということだ。自然災害は広域で大規模に発生するし、犯罪も県境なんかあっさりまたぐ。しかも、未知なる課題との遭遇が多い。豚コレラもそうだが、外国人問題も急激に大変になっている。県同士の連携をよりダイナミックに、かつきめ細かくやったほうがいいのではないだろうか。

少なくとも向こう三軒両隣、隣接する2~3県とはすぐに情報共有と助け合いができる関係を築いておく。かなり距離の離れた県同士、姉妹協定を結んで、有事には仲の良いところが率先して助けに行く。新たな課題が起きたら、その発生自治体の話をすぐに聞ける体制を作る。飯泉全国知事会長の会見記事を読んでいたら、「都道府県の横連携を進める」と述べたとか。これは大事なことだろう。

新たな都道府県協力の在り方を考えると・・・
▼危機管理は発生県を中心に隣接する2~3県で協力する
▼圏域を超えた姉妹協定を必ずひとつ以上結んでおく。住民も日ごろから行き来する
▼問題ごとで協力しあう広域連携会をいくつもつくる(豚コレラとか子育てとか外国人とか)

例えば、宮城と広島が組んでしまう。カキの生産を競うライバルだが、それをてこに普段から協力しあう関係を作っておく。群馬が発起人になって、外国人労働者の問題を考える県連合を作る。都道府県合併とか道州制とか時間のかかることを探るより、そういう積み重ねでいつの間にか県への意識がかわっていたという形になるのがいいんじゃないだろうか。
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