フェイスブックがVRの本格展開に乗り出すそうだ。ヘッドギアをつけてふらふらするから、周りからはバカっぽくみえるが、いよいよ人の日常生活の役に立つときがきたのか。F1体験ができるVRを試したことがあるが、ホント吐きそうになった。あまりいい思い出はないが。 ここのブログでの役割は、地域にVRが役立つかを考えることだ。プラス面は大きいだろう。仮想現実でコミュニケーションがとれれば、地方にいながらにして、会議もできるし、仕事もできる。医師の遠隔診療もやりやすくなるから、過疎地の病人も救える。 仮想現実で考える政策。やったらどうなるか、悪いシナリオを目に見える形にできれば、行政の予見性を高めることはできるだろうか。たとえば、まちづくり。ここを再開発するとこうなりますよ。ああ、いいですね。いや、これ、ちょっと問題多くない?みたいな会話が成り立つのか。 評判の悪い防潮堤もシュミレーションできたかな。この高さで作るとこうなるよ。いや、こんなのいらないわ。そうね、これぐらいならいいね、みたいな。VRだと、普通に映像見るより実感をもって考えられただろうか。 よくわからないが、VRはたぶん空間を飛び越えるだろう。そうすると、居場所は自分の好きなところでよくなる。どこに住んでいても、大概のことはできる。地方で暮らす人が増えるかもしれない。 議会や審議会なんかは開きやすくなるか。みんなでヘッドギアつけて、遠隔の人と語り合う。結構な資料も仮想空間で共有し、話し合いの材料にする。それはいいかも。 いや、待てよ。旅行も事前に仮想空間で観光資源を体験できちゃえば、行く人も増えるかもしれないが、逆に現地に行くの、やめるという人が増えるかもしれない。たぶん仮想空間で味わえるから、住宅展示場なんか仕事として成り立たなくなるかも。むしろ不便な田舎になんて行きませんよ、となると、都会ぐらしのほうが増える可能性もある。 自治体にとってのVR。プラスのほうが大きそうだが、あって当たり前という社会になると、意外によくないことも起こるかもしれない。人の交流が思ったほど増えないということになりやしないか。どなたか、VRの地方の共存、教示していただきたいものである。
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