今年は閉鎖される百貨店の数が9年ぶりに2ケタに乗るそうである。山形の大沼は8月15日で米沢店を閉めるという。地方で駅そばにある百貨店がなくなるとまちの活気も失われる。残念なことだ。
人口減と自動車の浸透で老舗百貨店は行き詰っていると聞くが、そうだろうか。客は買うものがないから行かないのではないか。ほしいものがあれば見に行くだろう。
ただ何を売るかは難しい。都心の百貨店も有名ブランドに頼るところはだめだ。テナント貸しになったデパートは終わり。ユニクロやドンキで売り場を埋めるというのは、百貨店のすることではない。
やはり売り場を魅力的に作る力が百貨店には必要だ。機動的に作り直して客を喜ばせないといけない。地方でそういう感度のいい店員、いないのだろうか。
地方だったら地元の小売店・メーカーだけでワンフロア作るのはどうだろう。食品はイメージしやすいが、衣料品も雑貨も、全部地元。その土地で生きる人に売り場を使い、頑張ってもらうのだ。地元商店街の商店に入居してもらえれば、地元の人も買っていくんじゃないか。
常々思うが、地方に行ったらその土地の商品を選んで買いたい。無名でもいい。だが、駅ビルなんかとかく有名な土産菓子を並べて終わり。「これ買ってけ」と。それでは楽しくない。ブランド菓子もなんだか雑な扱いよね。
多くのフロアの一つは、地元アピールの博物館にしてみる。祭りが有名なら祭りの博物館。著名な文化人がいればその博物館。県立美術館の出先にするとか。出前美術館のような。これは行政も企画力が問われよう。官民協力で地域を盛り上げてもらいたい。
これらは観光客向けでもあるが、地元向けの売り場もあるといい。例えば、徹底的に東京や大阪を再現するまちをつくる。このフロアは東京に行けばある店ばかりです、と。でも、元気のある店ばかりです、と。期間限定でもいいじゃない。
百貨店は場所貸しになってはだめだが、地方だとあれだけの好立地を生かさない手はない。場所貸しでもいい。誰に貸すかにはこだわってもらえれば。コーディネートする力。行政だって死活問題だから百貨店任せにしない。地方の百貨店の底力を引き出してもらいたい。
人口減と自動車の浸透で老舗百貨店は行き詰っていると聞くが、そうだろうか。客は買うものがないから行かないのではないか。ほしいものがあれば見に行くだろう。
ただ何を売るかは難しい。都心の百貨店も有名ブランドに頼るところはだめだ。テナント貸しになったデパートは終わり。ユニクロやドンキで売り場を埋めるというのは、百貨店のすることではない。
やはり売り場を魅力的に作る力が百貨店には必要だ。機動的に作り直して客を喜ばせないといけない。地方でそういう感度のいい店員、いないのだろうか。
地方だったら地元の小売店・メーカーだけでワンフロア作るのはどうだろう。食品はイメージしやすいが、衣料品も雑貨も、全部地元。その土地で生きる人に売り場を使い、頑張ってもらうのだ。地元商店街の商店に入居してもらえれば、地元の人も買っていくんじゃないか。
常々思うが、地方に行ったらその土地の商品を選んで買いたい。無名でもいい。だが、駅ビルなんかとかく有名な土産菓子を並べて終わり。「これ買ってけ」と。それでは楽しくない。ブランド菓子もなんだか雑な扱いよね。
多くのフロアの一つは、地元アピールの博物館にしてみる。祭りが有名なら祭りの博物館。著名な文化人がいればその博物館。県立美術館の出先にするとか。出前美術館のような。これは行政も企画力が問われよう。官民協力で地域を盛り上げてもらいたい。
これらは観光客向けでもあるが、地元向けの売り場もあるといい。例えば、徹底的に東京や大阪を再現するまちをつくる。このフロアは東京に行けばある店ばかりです、と。でも、元気のある店ばかりです、と。期間限定でもいいじゃない。
百貨店は場所貸しになってはだめだが、地方だとあれだけの好立地を生かさない手はない。場所貸しでもいい。誰に貸すかにはこだわってもらえれば。コーディネートする力。行政だって死活問題だから百貨店任せにしない。地方の百貨店の底力を引き出してもらいたい。