自治体のツボ

地方分権ってどうでもいいことなんでしょうか

地方自治・地方行財政・地方創生…地方のあれこれを取り上げます

2019年12月

2019年の地方10大ニュースを選んだ!

平成から令和へ。改元という国民的な行事と向き合った1年。今年も色々ありました。地方自治の現場で特筆すべき10大ニュースをリストアップしてみました。

⑩千葉県知事の台風対応に厳しい批判
こんなに情けないものからスタートか、と思われそうだが、知事の危機管理の甘さをあらわにしたのでここにおいた。全て県内で過ごせとは言わないし、休むなとも言わない。ただ知事たる者、後ろ指をさされないように過ごすべきだ。まわりも力の出しどころと休ませどころをしっかり見極めないと。知事の行動は説明できて当たり前ではないのか。もちろん首相だって、すべての行動が明らかになるわけではない。トップシークレットだ。だけど、都内で散髪なんて。。。それは県内でお金を落としましょうよ。

⑨戦後13人目の知事会長、初の四国から選出
全国知事会長に四国から初めてとなる徳島県知事が就任した。多選でお鉢がということだろうが、人口約70万人の徳島県から全国を代表するというのは結構珍しい出来事ではないか。大都市自治体のほうが議論をまとめやすいところもあるのだろうが、ここは人口減で苦境のさなかにある地方部の知事らしい個性を出してほしい。9位はかなりの期待を込めてランクインさせた。

⑧関電幹部ら福井県高浜町元助役から金品授受
関西電力幹部らが福井県高浜町元助役から金品を授受していた問題。県職員の中にも授受していたケースがあった。原発への信頼性を失墜させる問題である。地域振興のためにはこういう利益誘導があるのかという裏事情が明るみに出た。

⑦IR、さてどうなる 暗雲たれこめて越年
IRへの態度表明が明確になってきた。北海道は撤退を明言。横浜市は市長選公約でもうたっていなかったのに、突如市長が誘致合戦への参戦を表明し、市民の驚きを呼んだ。IRはパチンコがこれだけ普及している国だし、観光誘致にもプラスだから賛成だが、適地は慎重に選ぶべき。ただなんといっても、年末の衆院議員逮捕。中国企業の癒着が問われた。こうなると、進展は難しいのではないか。

⑥東京五輪のマラソンは札幌に、都知事は政策でも成果を
小池都知事が噛み付いた相手はIOC。突如マラソン競歩を札幌に持っていかれるとあっては黙っていられなかった。そのとおり。しかし、北方領土への言及は女を下げた。今年はだいぶ都政に集中していた。ヤフー元幹部の副知事起用など、小池氏らしく新しいものにしっかりついていくという姿勢は、単なるポピュリズムとも違うと思う。男性育休や待機児童の解消、受動喫煙など、生活に密着した政策で着実に成果をあげてもらいたいところだ。

⑤神奈川県のHDD流出、自治体に問われるデジタル戦略
11月以降、自治体の情報管理の問題がクローズアップされた。最たる例は神奈川県の情報流出。委託先をむやみに信じてはいけない。だからといって全部自前でやるのは無理。非常に有用な個人情報をたくさん持っている組織だけに、自治体はデジタル化戦略と情報防衛策を真剣になって練らなければならないと思う。悪意で付け込まれる恐れは大きい。神奈川県などの事例は警鐘を鳴らしたものと受け止めたい。

④統一地方選、深刻な地方議員のなり手不足露呈
4年に一度の統一地方選。結果そのものより、地方政治を動かす人材の不足があらわになったことを重くみたい。低投票率はもうだいぶ前から始まっているが、とうとう手をあげる人もいないようになってきた。無投票再選の流れは都市部にまでしみわたってきている。こんなことだと、いずれ立候補者が現れず、選挙にならない地域が頻出する事態になるだろう。地方議員では止まらず、首長の引き受け手もいなくなるのではないか。地方政治の重要性を若い世代に伝える努力が必要である。

③あいちトリエンナーレ、多くの問題を提起
愛知県では文化行政の混乱ぶりに注目が集まった。公共団体が文化事業をやる意味というのはどこにあるのか。政府の方針との兼ね合いをどう考えるのか。実に難しい問題を提起したものだと思う。自治体が反権力を後押ししてどうする。一方で表現の自由を守れない自治体というのもありえない。文化事業である以上、芸術性も求められる。愛知県知事の判断だけに矮小化せず、もっと議論が深まるといいのではと考え、この順位にした次第。

②大阪入れ替え戦を断行、都構想実現に光
来年は大阪都構想に弾みがつきそうだ。20年11月に再度の住民投票が予想され、ほぼほぼケリがつきそうな情勢になってきた。それというのも維新の選挙戦略がまんまとはまったからである。19年統一地方選は、大阪市長と大阪府知事が入れ替わってのダブル選を挙行。府民・市民は維新を支持した。こんなばかなことあるかい!と思ったが、有権者の判断は重い。こうなったら、意味のある副首都を作ってもらおうではないか。

①ふるさと納税、総務省と泉佐野市がガチンコのぶつかり合い
19年地方10大ニュースのトップにはふるさと納税を選んでみた。対象団体から除外するという国の荒療治に提訴という形で反発してみせた自治体。地方の自主性というのはどこまで認められるのか。国が地方政策の最低基準を示すことはどこまで許されるのか。分権の先行きを考えるうえでも非常に重要な事例と考える。個人的にはそもそもの制度の趣旨から泉佐野市は逸脱した。寄付集めたもん勝ちというのはおかしいと思う。自分で考えた制度でもないのに、はみ出して運用するというのは、ちょっと筋が違うのではないか。だが、国が横やりを入れすぎているという見方もあろう。国地方係争処理委員会はなんと総務省敗訴の判断を下した。この問題は高裁の判決が出たところでしっかりと検討してみたい。いずれにしろ、国と地方の在り方を考えるうえで画期となった事案である。

ということで、いかがでしょうか。国と地方の関係、地方自治のありようを考える材料という観点で選んでみました。重要な事件を忘れていたら、ご指摘ください。みなさま、本年も一年、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
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知事の活躍が目につかなかった2019年

さて、平成から令和へと改元された1年が終わろうとしている。今年を振り返る各メディアの記事は代替わり一色でもないようだが、当ブログでも、きょうとあした、地方の動きに絞って2019年を振り返ることにしたい。きょうは都道府県の知事に目をむけてみよう。

どうも今年は謝罪に追い込まれたり、釈明に追われる知事が多かった印象である。思いつくだけでもいくつか。台風対応で猛烈に批判された千葉県知事、「令和おじさん」呼ばわりとデータ流出で神奈川県知事、県事業者との会食が問われた沖縄県知事。。。

「やめちまえ」というほどのスキャンダルではないのかもしれないが、なんとなく判断の悪さというか、政治センスのなさというか、間の悪さというか、もうちょっと襟を正してほしいという気持ちを持たれてしまうケースが多かったように思われる。ちょっと残念、というような。

もうひとり、愛知県知事。豚コレラとかリニア新幹線とか他県との連携が必要な政策にも取り組んだが、なんといっても「あいちトリエンナーレ」。展示一時中止判断は理解できるにしても、名古屋市長との口争が激化したり、会見での強気な姿勢がたたって炎上したり、知事の思惑通りに世論がついてこなかった。結果的に批判を一身に浴びたのは気の毒だが、どうも腑に落ちない感じがぬぐえなかった。

こういう姿が目立ってしまうのは、政策面での光が乏しいからではないだろうか。都道府県の仕事で光ったのは、大阪都構想、宮城県の水道民営化、北海道のIR断念。。。いずれも反対論も多いので、光ったというより目立った、か。軋轢のある政策に取り組むだけでエライ、というのはさびしい。いまの都道府県には物議を醸しても政策で地域を動かそうという空気が薄い印象である。

今年は統一地方選もあったが、いまの47知事のうち1期目は14人。全体の3割を占める。政策面で光が乏しいのは、経験の浅さゆえか。いや、脂ののったころ合いと思われる3期目15人、最大のボリューム層でもとがった政策が出てきていない感じだ。高齢でも構わないが、全国向けに正しいニュースを発信してもらいたいところである。

知事といえば、鷹揚に構えて観光振興をアピールというのが、通り相場だった。かっこよく映るのは、国を批判するときぐらいか。悪いことで目立っても仕方がないけれど、座りのいいひと、政治センスのないひとばかり選んでいると、いずれその知事ごと県は沈没する。かもしれない。
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聖火リレー、世界に日本のまちを発信しよう

さて、来年は東京五輪。チケット申し込みは全部外れました。これでどう盛り上がれというのか。と思っていたら、聖火リレーがある! と、これも、もう走れないのね。では沿道で見守りますか。東京五輪のホームページで聖火リレーについて学んでみた。

日本に来るのは3月20日(金)。航空自衛隊松島基地に到着とある。ほほう。25日(水)までは「復興の火」ということで、東日本大震災の被災3県でお披露目があるようだ。ここは狙ってみてもいいかもしれない。21日(土)仙台駅東口しかチャンスはないように思うが、ごったがえすな。

そして、本チャンのスタートは3月26日(木)福島県のJヴィレッジから。沿岸部も丹念に回るコースとなっている。あんまり復興五輪ということばかりアピールしなくてもいいんじゃないかなと思ったけれども、全世界に福島の今が発信されるのは意義があるだろう。

でもどこでみるかなぁ。121日間で全国を回るというが、そんな会社やすめないし。GWは九州か。沖縄とか飛行機とれなさそう。個人的には5月の兵庫・京都とか6月の宮城県とか魅力的だけれども。ま、結局は東京でみるのか。youtubeで酔狂な人の動画を見させていただくことになるか。

せっかくだから、どこか遠征したい。でも、トーチキスポーズはしなくていいや。各日最終ポイントではセレブレーションがあるとか。ここは盛り上がって、ゆるきゃらや特産品を世界にアピールしまくろう。一日おわると車両で次の自治体へといくそうである。県境の受け渡しはないんだとか。

いずれにしろ、こんなに日本の地域を世界にアピールできるチャンスはない。youtubeもあるので、日本の街並みを世界に発信していきたい。聖火リレーがやってくる町は、聖火なんかみなくていいから、まちの世界アピールにとにかく励んでもらいたい。
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年末年始、どこに行こうか

いよいよ年末年始の休暇である。今年はたったひとりの小旅行も検討中。ニュースの現場と連動させたところに行きたいものだ。さて。

候補地は以下のとおり。
▶札沼線に乗りに行く…来年5月廃止前に乗り記念乗車券も購入する
▶東日本大震災津波伝承館に行く…3県に1つの第1号、陸前高田市
▶小湊鉄道と養老渓谷に行く…台風で停止区間が発生、代行バス乗車
▶相鉄JR直通線に乗る…大手私鉄JRで改元後初の新駅を見に行く
▶渋沢栄一記念館を見に行く(埼玉県深谷市)…新紙幣の決定を記念
▶上田電鉄に乗りに行く…台風被害で橋脚が落下。一日乗車券を使う
▶全線開業したおおさか東線に乗車…新大阪から奈良まで一気に乗車
▶仁徳天皇陵を見に行く…ユネスコの世界文化遺産の登録決定を記念
▶令和最初の新駅へGO…平成筑豊鉄道の「令和コスタ行橋」を撮影
▶首里城の火災跡を見に行く…沖縄都市モノレール延伸区間にも乗車

なんとなく、鉄道オタクの風味が出ているような。被災地であれば、わずかでもお金を落とすことで微力ながらも復興に貢献できれば。さて。
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大川小津波訴訟の判決が確定

東日本大震災から8年、児童74人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校を巡る訴訟にようやくけりがついた。最高裁で判決が確定したが、市の賠償負担は実に20億円以上。この12月市議会で幹部引責という形で市長らの給与減額条例が可決した。

石巻市や市長に対する批判はいくらでもあるだろう。今回の市議会でも初動の誤りなどを指摘する声が多く、市長の責任の取り方としては不十分であるとの批判も多く出たようだ。これだけの賠償負担というのはやはり異例であり、宮城県も相当な責任を感じるべきではないだろうか。

県や市からすれば、行政の判断ミスを指摘されたわけであり、遺族の批判をそのまま受けるわけにはいかないという姿勢だったろう。教員にも犠牲が出ているという事情もある。ここで認めては学校現場の負担が途方にないものとなるという言い分も理解はできる。

ただお金の負担よりも問題だと思うのは、行政への不信感を遺族に植え付けてしまったことだ。結果的に司法の場で争うことになったとしても、もっと市役所・学校からの手厚い対応があってしかるべきだったのではないか。血の通った行政。そこが見えないから裁判になったのではないだろうか。

教訓があるとしたら、犠牲になった子どもや大人のために何ができるか、とにかく話し合う。それしかない。責任論ではなく、何ができるかを話し合う。学校の体面、自治体の言い分ばかりをたてにしていては住民は離れていくだけだ。

大川小の校舎は震災遺構として残るようである。川幅の広い北上川、学校の背後に広がる裏山。かつて聞こえていた子どもたちの声に耳をすませるべく、多くの自治体・学校関係者、保護者に大川小に足を向け続けてもらいたいと願う。
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データの時代に自治体は翻弄されていないか

今年は年末近くになって自治体の情報管理に注目が集まった。神奈川県の文書情報流出に、中野区などのシステム障害。多くの識者が述べているが、ネットでの情報管理ではこうしたことが起きると想定し、起きたら粛々と対応するしかない。悪意がなくても問題は起こりうる。起きたときにどう対処するかだ。

世はデータ全盛の時代。ビジネスに生かそうと、企業は血眼になって様々なデータを集めている。一次情報として、自治体の持つ個人情報ほど有用なものはないだろう。だから自治体から情報は盗まれたり流出したりする。自治体は狙われていることにもっと敏感であるべきだ。そうなると、問われるのが管理。この管理がまた難しい。

膨大な情報を保有し、処理しないといけないから、どうしても民間の力を借りねばならない。それはそれでよいのだが、やはり目が届きにくくなる。神奈川県のケースは「頼んだからよろしく」で済ませたいところだろうが、民間の人がすべて公僕の意識を持っているわけではない。ひとたび悪意の人が介在すれば、いかようにも悪用できてしまう。

また民間は人手不足のなかで、無理に無理を重ねる。本来注意すべきところで漏れが生じている恐れもある。約50自治体でシステム障害が起きたケースでは、日本電子計算という会社が突然出てきた。NTTデータグループの一社で、クラウドサービスに長けているというが、これほどの仕事を担う体力はあったのだろうか。仕事を頼んだ自治体もそこまで検証しておくべきだったのかもしれない。

ちょっと気になるのは政府の強烈な旗の振り方。行政手続きの9割を電子化するという実行計画を作った。便利になるのはありがたいし、民間の仕事も増えそうだが、さて情報管理のほうは。

ひとたび有事が起これば、どうあっても批判されるのは公共団体の側。税金仕事だから。データの利活用やデジタル対応を加速するのは大切だが、焦ってもいけない。攻めと守りのバランス。言うは易く行うは難しを再認識させられた年の瀬である。
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トンデモ市議わんさか

スマホで各地のニュースを検索していたら、市議会議員の不祥事があまりに多いんで驚いた。とてもオトナとは思えない行動のオンパレード。ひとりの市議のために議会が処分している。時間のムダ!

ググってみたら、出るわ、出るわ。以下最近ニュースになったものを収集。
 
▶「病院で検査」と届け出たのに同居女性らとタイ旅行(姫路市議)
▶市職員に暴言や長時間拘束をしたとして辞職勧告決議(出水市議)
▶包丁をみせて妻を脅迫、不起訴だが逮捕(佐賀市議)
▶メガソーラー事業めぐる収賄と恐喝未遂の罪で起訴、辞職(南島原市議)
▶一部事務組合職員をスリッパで叩く。定例会での発言順に不満か(石岡市議)
▶市議所有マンションが市有地を不法占用(弥富市議)
▶市議のセクハラ疑惑を機に市議団消滅(草加市議)
▶一部地域は「カラスを食べる」と一般質問で発言、苦情受け謝罪(神埼市議)
▶市議が副市長に暴力(尾道市議)
▶病気と偽って東京へ私的旅行(野洲市議)
▶市議会事務局に無断で立ち入り罰金十万円(富山市議)

ため息しかでませんな。週刊誌報道では細川たかしさんにべったりの市議もいるとか。みなさん、議員の本分をジコチューのやりたい放題と勘違いしているのでは。問題行動を許している地域は有権者にも問題ありと後ろ指刺されかねない。こんなこと、クリスマスに書きたくないけど。
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あなたにとって「特別なお城」は?

そこまで好きなわけではないのだけど、盛り上がっているというから、行ってみましたお城EXPO。今年で4回目だという。城好きといえば藤波辰爾。プロレス興行の合間を縫って全国の城を探訪したとか。最近では春風亭昇太か。個人的にはそこまでそそられないかなぁ。

なんとなく立派な天守閣というのは、平和なときにつくられたもので、結局お城って役所の庁舎でしょと思ってしまう。合戦の血の匂いが薄いし、権力者の意思がいまひとつみえない。だから、最も見たいのは安土城なのだが、復元したときにそこまでの雰囲気を醸し出せるだろうか。

とにかく出かけてみたら、お城を観光の主軸にしている地域って結構多いんだなと改めて認識させられた。観光情報ゾーンはすごい盛り上がり。武者や忍者があちこちに出没。時々ほら貝の音も聞こえる。その土地ごとに歴史ロマンをかきたてる好材料なのだ。

先年は熊本城が地震で被災したが、今年は首里城が全焼した。城は地元のアイデンティティというべき身近な存在である。いつも見ているまちのシンボルだから。外に向かって「どうだ」と言えるものを持っているというのは大きい。再建や活性化に懸命になるのも当然だろう。

ちょっと入城料は高い。けれど、様々なセミナーや講演会があるので、本当に好きな人はそれらに参加する目的で出向くといいだろう。ただ城の説明資料もわずかで、しかも大人向け。もう少し、子どもが身近に感じられる仕掛けがあるとよかったかな。写真展ももっと充実させてほしかった。

完全に個人的な意見だが、地元特産品の紹介もみたかった。城関連のグッズ販売よりも。食、食。東北勢がいると食文化が前面に出てきそうだが、城文化は京都を中心に西日本のほうが盛んかな。戦っている最中に、優雅にメシ食ってる場合じゃないか。

写真ギャラリーでは、今のお城の写真をつぶさに見ることができた。そこでひとつ大きな発見をした。自分にとって愛着ある城ってどこだろう? ふと浮かんだのは、、、大阪城。そうか。長く近くに住んでいたしな。青春の苦さとともに思い出された心のふるさと。意外なことに気づかされた。
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黒田総務次官へ 定例記者会見の復活を

なんとびっくり次官更迭。予算が仕上がりやれやれ感の広がる霞が関に激震が走った。総務省の鈴木茂樹事務次官更迭である。

かんぽ生命の不適切販売を巡り、日本郵政側に総務省の処分内容をもらしたのだという。監督官庁の出方が筒抜けでは監督もなにもない。先輩後輩の阿吽の呼吸か。先輩もひどい。

ならば、天下りさせなければよい。大臣は次官OBが郵政副社長を務めていることにもご立腹の体だ。NHKとのゴタゴタも腹にすえかねたのだろうか。

ここのブログで関係するのは、黒田武一郎総務審議官の次官昇格。いわずと知れた財政畑のエースで、次官就任は半年早まったようなものだ。

役所の事務次官は会見しないから、メディアも絵がない。ここは旧民主党のせいで、事務方トップにも外に向かってちゃんと話をさせなければだめのではないか。

次官自ら政策について語るべきだ。メディアと接する緊張感をもっていれば、次官もOB優先なんてことにはならなかったのではないか。言うべきことと言えることの分別もつこう。

仮に次官会見があったとして、旧郵政系次官にふるさと納税の質問はNO、というのもおかしい。ときの大臣の考えも踏まえ、しっかり役所の仕事を説明する。次官として当然の責務ではないか。

不祥事を起こしたのだから、出直しの意味も込めて、総務省は黒田氏から次官会見を再開してはどうか。国民が役所の出方を見つめていることを肌で実感できるはずである。

ただでさえ、総務省は仕事内容がわかりにくい。政治の責任とは別に、政策の考え方を説明するのは意味がある。うまくいけば、役所の理解度は進む。次官会見は誰の不都合になるのだろう。
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小泉環境相の真骨頂みたCOP25

今年のCOPは荒れた。異例の延長を繰り返したが、対策の強化を義務付けるまでには至らなかった。あれだけ若者が叫んだのに、大人ってだめだなあ、というところ。野心の強化に英知を結集したいところである。そして日本の無策ぶりもかなり叩かれた。

日本で小泉大臣だけバッシングしても無意味だ。決める権限もない。彼が海外で叩かれている姿をみて、「メッキが」とか「まだまだ経験が」と賢しらな発言が目につくが、世界の論調を肌で感じ取って、そこから大臣はどう行動に移すのか。マドリード後の姿に期待したい。

というのも、私自身は小泉進次郎氏の真骨頂をみたような気がするからだ。東日本大震災でも被災者から政府批判が飛び出すのも意に介さず現場に足を向け続けた。COPでも若者の怒りを浴びた。この生卵をぶつけられても政治が力を出すべきところに身を置こうとする姿勢。結構大事ではないか。

もちろん「もっと勉強してくれよ」「パフォーマンス先行」ともいえる。だが、なかなかお目にかかれない。権力者や政治家は歓迎されないところに出向いてこそ、その真価が問われるような気がする。また、それが次につながると信じてみたい。

が、所詮、環境相に重い権限はない。勝手に日本を代表するな、というわけだが、なら、そんな大臣を出張さすな。国際社会は日本の徒手空拳ぶりに呆れたんじゃないか。石炭火力がこれだけ嫌われてるとわかってるのに。バカにしてんのか、と普通は思うだろう。政府は反省しろ!と言いたい。

ある知り合いが「欧州の人は真面目に環境が大事だと思っていて、そのためには成長なんかしなくていいという考え方」と話していた。なるほどね。日本人には無責任に聞こえるが、欧州人からすれば日本人の方が無責任だと映るであろう。この辺が国際感覚のなさといわれるゆえんなのか。

グレタ・トゥンべリさんの意見も無責任・無理という人が多い。しかし、若者はある程度共感している。今度のCOPも若者の姿が目立ったという。日本でも飛行機乗らないとか環境破壊を許すなと、動き出す若者が出てくるかもしれない。まだ少ないが、もしそうなったら。

そうなったら、少しずつでも社会を作り変えないとだめなんだろう。次の世代がこうする、と言ってることを上の世代が潰すだけでいいはずがない。白浜町のような動きが連なったら、原発はあきらめ、他の策を講じるほかない。人々の大半がこうしたいと思うことは実現すべき。結局、ものを動かすのは民の声。ということなのだろうか。
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