コンビニでもらうレジ袋が捨てられない。とっておくと、会社で不審がられ、家では罵倒される。いやいや、使い勝手いいから。もったいないでしょ。それなのに7月から有料になる。

すると、京都府亀岡市がレジ袋禁止条例案を出したという。やめて!と思ったが、保津川の環境保全のためと知って、それならやむなしと納得した。クジラが飲み込むのも可哀想だしね。

亀岡市の取り組みは国規制の上乗せ条例といえよう。環境保全という大義もある。立派な地方分権だろう。企業の反発をどう抑えるか、反対意見の市民にどこまで気を配るか。丁寧に運んでほしい。

川の環境だから、亀岡市だけが頑張ってもうまくいかない。周辺自治体にも丁寧に説明すべきだろう。そしてレジ袋だけでなく、広範な環境対策につなげていく。そんな努力もいるのではないだろうか。

地方分権はどこか突出した自治体だけが目立ち、首長が変わるとしりすぼむところがある。この話、市民がちゃんと支持するなら、息長く続け、首長が代替わりしても永続するようにしてほしい。

そうなれば「亀岡市といえば、あのレジ袋の」となる。そこまで行くには今回の条例をステップに政策の輪を広げる必要がある。悪目立ちでなく、先頭に立って引っ張る気概。市にはそこまで求めたい。

私は小さい人間なんで、レジ袋有料になったらマイバッグを常に持ち歩くつもり。時々買いますが。こんな便利なものを、規制しないといけなくなるというのが、ホント情けない。ポイ捨てするなら、もらうな。と声を大にしていいたい。
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