罪を憎んで人を憎まず。ではあるが、愛知県の感染者情報流出はあまりに酷ではないか。396人の情報が漏れ、しかも「恋人」などの注記もろとも流れ出たと報道されている。

流出はわずか45分、されど45分。これで差別を受ける人が出たら、県職員はどう責任をとるのだろうか。訴訟を起こされなければよいというものではないだろう。謝罪も大変だ。

コロナの個人情報は守り抜かなければならない。隠すことがいいわけではない。黙っていたら、感染わー広げるリスクがある。だが、少なくとも役所から第三者にさらされていいわけない。

宮城県では東北初の死者の情報を巡り、感染を防ぎ不安を和らげるものは出さないのに、個人情報への配慮は不徹底だったという失態があったようだ。

これも反省してしかるべき。遺族と丁寧にすり合わせ、出すべきものは出す、秘すべきものは秘すとしなければいけなかった。

この時代、個人情報の扱いは念には念を入れなければいけない。特に生活に関わるプライバシーに触れる役所は。コロナ禍はその意識が浸透しているか、問うている。事は公務員だけの問題ではないが。
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