「直近1週間の累積新規報告数が10万人あたり0.5人以下」。こんなん、あったっけ?

政府は14日、緊急事態宣言について39県での解除を決めた。首相が解除の根拠として指摘したのがこの指標だ。

こんなの唐突に知らされても。前から注目していれば、ああ、収まってきてるんだな、解除だなとわかる。とってつけた印象しか持てない。

結局、解除方針ありきで後付でデータを引っ張り出してきているだけではないのか。大阪モデルを借りればよかったのに。

感染・医療・検査。この3要素が大事というのはわかる。わかりやすく意義を伝えないと、国民も協力のしようがないと思う。

今回、政府と自治体とで気になるのは、政府の説明の説得力のなさだ。自治体のほうが現場に近い切迫感と緊張感があるのだろう。説明が具体的だ。わかりやすい指標で伝えようとしている。

これは一般の会社員もそうだが、プレゼン能力が官には求められているのだ。聞いた人に予見可能性を高めてもらう。それができなきゃ、ビジネスにも感染症対策にもなりはしないのである。

専門家の力を借りるのはもちろん正しい。この期に及んで、ようやく政府が指標が出したのはよしとしたい。しかし、もうちょい前に出しておかないと。

なんだか、対応がちぐはぐで、これで解除して大丈夫なのかと首をかしげざるを得ないのである。
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