「2040年頃から逆算し顕在化する諸課題等に対応するために必要な地方行政体制のあり方に関する答申」。いくらなんでも、この答申題名は長すぎる。

「2040年の地方行政像答申」ではいけないの?首長たちが気軽に「ヨンマル答申」と呼んでくれるなど、親しみやすさとイメージしやすさが大事。

多くの人に読んでもらえる答申を出すべきであった。正確で抑制の効いた提言で世の中は変わるか。笑わせる必要はないが、読み手をうならせないと。

今回は議会改革だけでよかったのではないか。ほかはもう既視感があって、もう文章ばっかり書いてないで、早くやってと思ってしまう。

デジタル化なんかコロナ危機で大失敗した。その反省を踏まえた提言でないと迫力がない。公共私連携もずっと言われていること。

そう考えると、今回は議会改革に絞ってよかった。これとこれをやって議員増やせ、担い手増やせ、でよかった。さほど目新しくないが。

もうこういうまだるっこしい政策立案はやめたらどうか。外部の声を反映するのはいいが、時間がかかりすぎ。成果最優先になってない。

圏域という言葉を削除したのも、なんだか賛否ある議論から逃げたようにみえる。もっとざっくり、荒っぽい、世の中を挑発する答申が読みたい。