NHKのニュースサイトで「デニー知事は勝ったのか」という13日夜配信の記事を読んだ。沖縄の県議選は与党25、野党23という勢力伯仲の結果を生んだ。この背景を現場ルポとともに伝えている。

長い、あまりに長い。でも、とってもわかりやすく、疑問に答えてくれるいい記事だった。沖縄のいまのねじれた感情を解説するには、こういう長すぎる記事が必要ということなんだろう。

沖縄野党である自公勢力の伸長は何を意味するのか。基地に反対して政府と対峙する姿勢は求めつつも、経済を何とかしてくれという声が強まっている。NHKの記事が指摘しているのはそこだろうか。

こう書くと、なんだ虫のいい、と思うが、経済が政治を突き崩していく流れが強まれば、たぶん沖縄は変わる。普通の県、特別でない県、47分の1になっていくのではないだろうか。

50年かけて基地を受け入れてもらう。そうなれば、政府にはありがたいだろうが、沖縄問題になんのケリもつけず、歴史的なピリオドも打たず、現状を追認するとなる。それでいいのか。わからない。

沖縄経済が回って人々が生活できれば、基地との共存はあり。そうなっていく可能性を感じさせたのが今回の県議選といえるのか。地元の感情は遠くから見ていてわかるようなものではないが。

デニー知事は勝ったのかと問えば、たぶん勝ってない。その意図は民意と少しずれている。負けつつある。そんな感じだろうか。コロナによる経済不調に取り組むときなのでは。
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