札仙広福。三大都市圏に次ぐ存在として日本の成長を支えている4大都市だ。そのなかで、頭一つ抜け出した感があるのが、福岡ではないか。

「超成長都市『福岡』の秘密」を読んでみた。

筆者も指摘しているが、やはりアジアのゲートウェイという地理的・歴史的特性が大きいのではないだろうか。オープンな姿勢が強みになっている。

なんでもやってみる貪欲さが開業率首位という結果を生むのだろう。思うに、福岡を選ぶ人はたぶん福岡じゃなきゃだめということはないんじゃないか。

便利だから福岡、たまたま福岡という人が多いかもしれない。機会があったから福岡。そこが意外に重要かも。機会を提供できていることが重要だ。

他の地域は土地へのこだわりも強い。かえって動きにくい。自由に壁や境を超える。そういう人の集まりが福岡で、それが成功につながるのだろう。

筆者は経産省OB。官の思考にも触れているが、地域では官が民の邪魔をしがちだと思う。特に国は前例や組織に縛られすぎ。

自治体は地域にこだわる人がいるからいい。数年で異動してもその土地からは逃げられない。国は自治体の邪魔もするな。

ほかに学んだのは実証実験と社会実験の違い。仕組みの実装を調べるのが社会実験と。『ボルドー・メトロポール』『九州大学起業部』『SIB』もメモ。
IMG20200620162754