モテモテの磯田先生。本も読んでみようと思い立ち手にとったのが「日本史の内幕」。読みやすくてあっという間に読んだ。新聞連載のまとめかな。

当ブログでの関心は、歴史はどう地域振興に役立つのかという点。遺跡の意味合いとかゆるキャラの考察とか参考になる。

「家康くん」をくん付けでよべる背景も探り、浜松と静岡の意識の差をあぶり出してる。個人的には築山殿殺害の分析がおもしろかった。

古代史に重要な遺跡を道路が寸断しようとするのを止めたり、先生、なかなか政治的な活動もやられる。頼もしい。

あとは災害史。先生が追うところの庶民の生活史には欠かせないところ。東北と熊本の地震の連動とかもっと知りたい。

歴史分析はいまの地域政策を考えるうえでも重要だ。自治体関係者にはいまとつなげる視点を持ってほしい。古書店の存在意義も知れ有意義だった。

地域の郷土史研究家というのはどこにでもいるものである。自治体はその古老によく話を聞いて、アーカイブを整えるべきだ。

地震や津波で貴重な資料が失われることもあろうし、地域の記憶はまちの財産。そこには金銀以上の価値ある財宝が眠っている。
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