リニアモーターカー、私は必要だと思う。鉄道の技術革新を進めるうえで非常に重要なプロジェクトだ。日本の輸送力向上のためではないだろう。日本で文字通り軌道に乗れば、世界輸出の可能性も見えてくる。米国や欧州アジアの移動が劇的に変化する。そこを見据えるべきだ。

そこで、静岡県知事とJR東海の会談だが、決裂に終わったもようだ。2027年の開業は難しくなった。まだ8年以上かかるのか。JRは丁寧に説明したようだが、最初のかけ違えを解消できなかったのではないか。知事の環境への言及は軽視できまい。懸念を全力で取り除かなかった。そこに抜かりがあった。

知事も反対するだけでいいのだろうか。これでは、静岡県は駅もできず、わずかな区間を素通りされるだけだから、居直っている、としか見えない。納得できないから反対する。納得できる資料を示すのは事業者の責任。それですべて止めてしまうのは行き過ぎとも感じる。

今回の報道やネットの反応をみて思ったのは、世の中はあまりリニアに関心を持っていないということ。あれ、鉄道オタクだけか、知事発言に関心持っているのは? この状況なら、静岡のせいとか、JRが悪いとか、泥仕合になる前にやめたらどうだろうか。日本の環境壊してまで作る必要はない。

やはりリニアのスピード感がピンとこないんだろう。人口減の日本でなぜここまでのものが必要なのかという説得力も乏しかった。しかし残念。日本の技術力見せつけられるのに。JRにはがんばってほしい。静岡知事が悪いとも思わない。大井川が枯渇してから嘆いてもはじまらない。

もう狭い日本での展開はやめよう。1企業が悪者にされ、文句言われてまでやることはない。イージスと同じく立ち止まる勇気が必要だ。それよりインド、中国、モンゴル、ロシアを結ぶ路線を作ろう。リニア世界平和新幹線。ユーラシアリニア。中国に負けないリニア。そっちの方が夢がある。