民主党政権といって、思い出すのは自分たちの原理原則にこだわり、政官の仕組みをすべてひっくり返そうとした姿勢。こんな四角四面、排除の論理でうまくいくのかと思うことがあった。パワハラっぽいところもあったし。あまりに公約に縛られすぎていた。

官をうまく使いこなすという発想がなかったところに東日本大震災。被害を拡大したとは思わないが、稚拙な政治が各所で目づまりを起こした。目の前で起きている想定外の事態にどう対処するかは、平時にいくら備えを厚くしても、果断・機敏に対処するしかない。その心構えの備えが足りなかったか。

脱ダムも民主党肝いりの政策。一度動き出したら止まらない政府の姿勢には疑問もあり、立ち止まって考えるところはよかったと思う。しかし、止めたところでエネルギーを使い果たしたようにも見えた。人の家で食い散らかして、片付けもせずに帰るみたいな。

熊本県知事が球磨川氾濫を受け、「ダムなし治水を12年間やれず悔やまれる」と語ったという。いまさら。ダムをやめるのはいい。しかし、やめたら、違う策を練るのは当然のはず。こんな大雨では何をやっていても無理と擁護したくなるが、反省があるならかなり問題だ。

ダム万能論もおかしいし、民主党政権が全て悪いというつもりもない。直近の自民党政権にも不作為はあったろう。地元で議論は起きなかったのか。こういう話は地元発で動かしていかないと。災害が一段落したとき、県、流域自治体、住民がどう動くか。そこに注目したい。

それにしても地震に豪雨と、熊本県は大変だ。火山は大丈夫だろうか。今回は長寿の高齢者に多くの犠牲者が出た。お悔やみ申し上げる。こんなときに副知事不在で大丈夫なんだろうか。なんとも間の悪い。
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