世田谷区がPCR検査を飛躍的に増やすそうだ。名付けて「世田谷モデル」。頼もしい。政令市並みの人口規模で、感染者も23区のなかで2番目に多い。しっかりした対応が必要だ。

世田谷区は情報公開も徹底している。感染者や入院患者の数が定期的に更新され、ツイッターをのぞいていれば最新データを目にできる。わかりやすい。ただ肝心の数が減らないのは心配だが。

いまのPCR検査は1日300ほど。これを数千にしようというのだから意欲的だ。「誰でも、どこでも、何度でも」をキャッチフレーズにする。実現すれば、エッセンシャルワーカーも不安なく働けよう。

ただ世田谷区でも、当初は医師会との関係がよくなかった。世田谷区医師会はもっと早くから検査拡充に意欲的だったのに、区の煮えきらない態度に憤慨していた。そこを忘れてはならない。

区医師会のホームページに出ている。今はわだかまりもなさそうだが、PCR検査センターの開設時、行政検査への協力、保険診療によるPCR検査では区の「腰の重さ」「渋る姿勢」にあきれたそうだ。

きっと国や都の姿勢も見えず、区としてどこまでやっていいのかわからなかったのではないか。日頃から自主性を発揮していないと有事には萎縮が先に立つ。大いに教訓としたい。

それにしても野党。区の姿勢を称賛しているが、国を動かさない野党なんてなんの意味もない。野党系区長だからといって、区に便乗するな。自分たちの無為無策を猛省せよ。

PCRがしっかりできる体制となれば不安は減る。医師会と連携を強めて、独自の道を行ってほしい。財政も大変だろうが、ぜひ感染者を減らしてもらいたい。そこまで行っての世田谷モデルだろう。
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