全国唯一の感染ゼロ県だった岩手。感染者が出てしまったことで、プライバシーを巡る深刻な問題が発生している。第1号となってしまった感染者の勤務先や行動が細かく紹介されると、会社には苦情が殺到、ネットでは本人特定の探索が始まった。

これこそ、達増知事が懸念していた事態だろう。体調に不安があれば、どうぞ申し出てと言っていたが、感染発覚を受け、今度は「鬼になる」と表明。感染者の保護に万全を期す構えをみせた。これは立派だ。知事、県庁の頑張りに期待したい。

ネットでの中傷には厳しい態度で臨むとし、画像の保存なども検討していくという。この事態を放置したら、絶対に感染をひた隠しにする人が出てくる。そうなったら、困るのは県民。感染ルートも示し、正しく怖がったのは大切なことだ。

もうひとつ、会社が臆することなく情報公開した点も強調しておきたい。ホームページはダウンしたようだが、これは検索の集中によるものだろう。従業員はそれはそれとして、社会的責任をきちんと果たしている。

この従業員も苦しかろう。まずは感染を広げずに完治する。回復したら、岩手にいられなくなったということだけは避けてほしい。関係者が明るく生還を喜び、県外での罹患を省みてもらいたい。岩手は今、重要な局面を迎えている。

↓以下はたまたま京急品川駅のホームでみた広告
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