暗いばかりの話ではなく、福島もいわきは賑わっていた。小名浜なんてかなりの混雑。道の駅にいけば、野菜も豊富にあるし。コロナ禍で辛抱を強いられているのは都心と変わりない。ホテルには足立ナンバーの車もあった。少しずつお客さん、増えるといい。

さて、菅政権発足にあわせ、復興絡みの話題もいくつか。ひとつは内閣の基本方針から復興推進が落ちたこと。野党なんか必死になって責めているが、そんなにひどいことだろうか。平沢大臣の「あれ」「たまたま」とかいうのでは言い訳にもならないが「軽視してない」とはっきり言っていた。

急きょ首相の福島入りが決まったみたいだから、まぁ目くじらを立てる必要はない。たてるなら、復興庁の概算要求。前年の半分の6千億円にした。個人的にはそうだろうなと思う。実状に即して必要なものを整えていけばいいのだ。文句いうなら、ここの是非を議論してもらいたい。

コロナの新しい日常は盛んに宣伝されているが、復興もそろそろ新しい日常に移っていいんじゃないか。政府がやるべきは福島振興だ。完璧な納得感などありえないし、支援のトーンダウンもやむを得ないが、被災者のことを思う姿勢が大事だろう。

政権交代というのは、局面を変えるにはいいタイミングだ。復興も来春以降の次のステージを見据え、メリハリをつけていくべき。3県まとめてという考え方はしなくていい。子供の健康や心理のフォロー、廃炉の進展。やるべきことは山ほどある。新大臣の発信力に期待しておこう。

被災地でホラは吹かないように。
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