今年度、妊娠の届け出が減っているそうである。つまりは出生数の増加も見込めないことになる。コロナの影響がマイナスに働いているのだろう。

外出自粛で妊娠は増えると見込まれていたように思うが、あまり届け出がないところをみると、密を避けた夫婦が多かったのかもしれない。

都道府県別にあえていい数字をみよう。5月は前年同月比か全都道府県でマイナスという厳しさだが、マイナス幅が小さいのは秋田の3.2、島根の5.4。

6月は8県がプラス。青森、宮城、秋田、新潟、鳥取、島根、広島、沖縄。うーむ。沖縄はやはり子供を増やそうという意欲があるなあ。

7月は岩手と沖縄がプラス、鳥取、徳島が横ばい。増減率でみると、人口減地域のほうが健闘しているようにみえる。数は少ないけど。

とりわけ秋田や鳥取にコロナ禍でも子供を絶やすまいという空気があることは頼もしく感じられる。東京の減りが大きいから深刻ではあるが。

親も自分の命を守らざるを得ず、子づくりも安心してできなかったろう。平和で経済が安定してこないと家族拡大戦略はうまくいかない。
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