コロナは感染拡大期に入ったようである。都内で連日500人の感染者が出ていてはさすがに厳しい状態だと認識せざるを得ない。専門家委員会もステージ3に入ったと考えているようである。

そこで問題視されているのがGoToキャンペーン。医師会は国民を決定的に緩ませたとやり玉にあげる。にもかかわらず、政府は維持する方針を崩さず。妙に毅然としている。期間延長ばかりやりたがる。

なんかちぐはぐしてるなあ、と思っていたら、神奈川県が頭ひとつ抜け出した。GoToイートのプレミアム付き食事券の販売を一時中断すると決めた。これは英断。当然といえば当然。

県民を守ろうと思えば、こういう飛び降りる決断も必要だと思う。もちろん闇雲に政府に楯突くのは意味がない。根拠がないのも困る。しかし、全部政府の言うとおりというのも、単なる思考停止。

東京都の小池知事は「5つの小」とこれまたオリジナルなフリップ芸を繰り出した。珍妙と笑うなかれ。どんどん都民を洗脳すればいい。小人数、小1時間、小声、小皿、小まめ。そしてこころづかい。ん?

だいぶ、こじつけ? 小さなお世話である。でも、なんとか話題になろうというのはいいと思う。これがまた拡散されていけば、むんな気を付ける。ま、知事の仕事かというと、微妙な線。

国が決めたことをよーいどんで守る。そんな時代は終わったんじゃないか。国の動きを視野に入れつつ、各地域ごとにやるべきことを進める。感染拡大を避けるにはどうするか考える。

吉村知事のうがい薬もいじられているが、それ自体に問題はあるにせよ、地域ごとに効果のありそうなことを試み、工夫するのが大切。そこは忘れないようにしたい。知恵を競ってほしい。
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