関西広域連合の連合長が兵庫県知事から和歌山県知事に代わったそうである。発足10年にして初の交代。すりゃ、なんという組織だ?

関西では有名な組織なんだろうか。関西の8府県と4政令市で作る特別地方公共団体。府県よりも広域の行政体が担うべき事務を扱うという。

防災、観光、医療等々7分野。800人の職員が関与しているが、専従は30人ほどのようだ。予算は20億円程度。非関西圏にいると、全く聞かない団体だ。

こんな組織があるなら、コロナのときに動かせばいいのに。移動の自粛なんてまるっきり足並みが揃わなかった。もっと有効な手を打てたろうに。

資格試験や災害援助とか意義ある活動も多いんだろう。だが、コロナで話題にならなかったんなら、あまり置く意味がない。よくうかがいしれないが。

大阪都構想でも広域行政の棲み分けが話題になった。そのさらに上にこんな組織があったなんて。屋上屋を重ねるといっては失礼かもしれないが。

行政機関たるもの地域のために迅速に、そして連絡をとりあって無駄なく行動することが大切。関西広域連合。平時より有事にその存在意義は試される。
IMG20201125171849