そろそろ東京五輪についてどう考えるか、日本人一人ひとりが意見を持ったほうがいい頃だろう。国が決める前にある程度の国民合意がほしい。

英タイムズが先週、与党議員の声として、日本が中止を決めたと報じた。小池都知事は抗議せよと憤ったが、何となくうやむやになった。

コロナが長引き、変異種の恐ろしさも取り沙汰される中で、果たして挙行できるのか。誰しもが思うことだろう。

元柔道選手の山口香さんは3月上旬の判断が望ましく、今度はやるかやらないかの選択と毎日新聞に語った。納得できる発言だったと思う。

フロリダ州が代替開催の地として名乗りを挙げたとも聞くが、個人的には東京五輪、無理だと思う。根拠はないけど。

ただダマテンの政府に突如判断を下されるのは違うと思う。国民投票しろとは言わないが、官邸独断で開催か中止を決めてほしくはない。

そういうのは政治主導とはいわない。各種世論調査、有識者や野党の意見、準備の実状、各国の意向を見極め、判定会議でも作って結論を出すべきだ。

どっち転んでも曖昧な政治主導はイヤだ。「わたくしの責任において、開催することを決めました」。なんて総理に突如会見してほしくない。

国民合意を演出し、話し合いを丁寧かつオープンに進めることで、納得感ある結論を導き出すべき。「さすが日本」と世界に言わせたい。

もうそろそろそういう作業に取り掛かってもいいのではないか。英知を集めた、説得力のある判断を民主主義的に決めたと示したいところである。

「IOCが決めるべき」と言って丸投げするのもアリだ。それも無責任ではない。決めたのはIOCなんだから。そろそろそこも言い出す時期では。

五輪の判断を曖昧に下してはいけない。きちっとした結論を出す。それが国民のためであり、スポーツにかけている人のためではないか。そろそろ。
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