韓国与党がソウルと釜山の両市長選で大敗を喫した。文政権の敗北であり、レームダック化が加速するとの見方が強まっている。

市長選の結果が国政を左右する。日本でもよくあることだが、いつもそれは違うんじゃないかと思う。国政と地方行政は別だろうと思うからだ。

政治家=首長だから、党派性が前面に出るのはやむを得ない。でも、地方での勝ち負けは政権の審判たりうるのか。

韓国も地方分権は重要な政治課題だが、今なお中央集権的。国と地方のリンクは強いそうだ。国民は地方選挙で国政の是非に民意を示している面がある。

そういうお国柄なら仕方がない。政策の公約はあろうが、本来はどういう行政運営をやるか、政策で有権者は判断してほしいところだ。

韓国の現地方行政は1995年に始動したそう。制度上の国と地方、地方と地方の役割分担は明確なようだが、中央の動きのほうが選挙に強い影響を与える。

日本で与党系候補が首長選で敗れると、官房長官は「地方選は地方の有権者の選択。直ちに国政に影響せず」などとコメントする。それは正しい。

微妙に政権運営に影は落とすが。国と地方の間に一線がある分、韓国に比べれば、少しは分権意識が浸透していると言えるだろうか。

最近は党本部と地元組織が異なる支援体制になることもある。それは統制が利かないと見るべきではなく、地方固有の判断と評するべきかもしれない。

菅政権を支持しないから自民系市長は推さない、共産党支援者だから常に反与党派を支持。というのは違うのかな。

韓国2大市長選を見ていて、そんなことを考えた。
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