日本経済新聞「データで読む地域再生」は20日、祭りの経済効果を分析した。これは知りたかった。東北経済でのインパクトはかなり大きそう。

都道府県の名目GDPに占める祭りの経済効果によると、トップは青森のねぶたで秋田竿燈、高知よさこいと続く。東北勢のウエイトは高い。

祭りが地域経済を沸き立たす効果の大きさがよくわかる。一方、下位は鹿児島、和歌山、大阪。確かに鹿児島と聞いてすぐ思いつく祭りはないか。

大阪はだんじりや天神祭。経済力が大きい大都市ゆえの順位か。比率が低い千葉や奈良、栃木、福島は観光や産業など祭り以外で稼ぐのだろう。

やはり早くコロナを克服して祭りを再開することが、地方経済には欠かせない。観光や交流が地方を繁栄させるのだ。

この調査は全国50の信用金庫が協力したという。地域に根ざした金融機関が祭りの意義を再確認したことも大きいのではないか。
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