来年のG7サミット開催地が広島に決まったようである。岸田首相がバイデン大統領にねじ込んだ。地元贔屓の出来レースではないか。

でも、ウクライナ侵攻と北朝鮮ミサイル実験の現状を考えると、核廃絶や平和を訴えるのにこれほど適したところもない。歓迎したい。

日本のサミット開催は7回目。東京、沖縄、北海道、伊勢志摩、広島。決め手は警備のしやすさ、風光明媚、歴史的意義、日本らしさ。

1979年 東京(大平首相、エネルギー問題)
1986年 東京(中曽根首相、世界経済の安定)
1993年 東京(宮沢首相、世界協調)
2000年 九州沖縄(森首相、21世紀の課題)
2008年 北海道洞爺湖(福田首相、環境)
2015年 伊勢志摩(安倍首相、北朝鮮・テロ)
2023年 広島(首相?、世界平和?)

福岡と名古屋は残念。閣僚会議をやれる都市力は魅力だが、平和と核のような世界への強いメッセージがないと、次の2030年も難しいかもしれない。

アジアの玄関口・福岡とか、トヨタもある名古屋とか。むしろ白神山地の青森・秋田、京都、出雲、長崎のほうが世界にアピールしやすいのでは。

まずは広島開催の機運を盛り上げ、意義あるサミットにしたい。まだだいぶ時間があるから、がっつり準備を進めたいところだ。
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