キャビンアテンダントが地域を席巻している。突然若くて垢抜けた女性が県庁で働き始めたら、職員も県民も驚く。そんなことが起きている。

コロナでインバウンドが消失、困ったエアラインがCAを地方に送り込んでいる。しかも、結構な規模。ANAは2000人ものグループ社員が出向。

各地域の良さを知り、接客の心得がある人たちだから、デスクワークに不慣れでも、広報宣伝なんかはお手の物だろう。県庁からすればこれ幸い。

もちろん働き場所は公務だけではない。ホテルやコールセンターなど様々。宮崎ではアナウンサーをやってるそうだ。

もちろん、そんなうまい話ばかりではないだろう。CAも収入を増やすのは至難。CAだって地域の即戦力という人ばかりではない。

とはいえ、任期が切れたら、空に帰ってしまうのだろう。縁はできるが勿体ない。息長く地域の橋渡しをやってほしいものである。

この地域派遣、地域移住、地域副業はどの業種でも行けるんじゃないか。飲食もホテルも需要減で余った人材はいるはず。さらに広がるといい。

メディアの人を広報で、ゼネコンの人を公共施設の管理で、介護人材を福祉部門で。癒着はだめ。でも、公務の動きを知り、支えるのは悪くない。

官民交流は線が細い。社会に出た大人が改めて地域で活躍するようになれば、地域の厚みも増す。多くの人材が地域と会社を行き来できるといい。
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