自治体のツボ

地方分権ってどうでもいいことなんでしょうか

地方自治・地方行財政・地方創生…地方のあれこれを取り上げます

地方経済

いま話題の愛媛県と総務省

おいおい、総務省の幹部候補生よ、地方で何やっとる。続々発覚する地方での大規模会食。愛媛県と氷見市は総務省出向職員の送別会だったとか。

知事と市長が矢面に立たされているが、もう少し慎重にできなかったのか。地方に受け入れられたからこその送別会だったのかもしれないが。

愛媛県は30人で課長の送別会。いいなあ、道後温泉。そこから調べたら20人以上参加の宴会が16件あったそう。自粛する気ないんだね。

愛媛県は今、パワーワード。今治はスエズ運河をふさいだあの船の所有会社があり、橋田壽賀子さんも納骨される。

火災のルネサスは西条の工場で半導体を代替生産する。これは知らなかったが、バスケチームでパワハラ発覚。話題満載だ。

地方では宴会需要がなくなると経済には痛手だろう。にしても、総務省は徹底的に政権の足を引っ張るな。
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東海と北関東が争う工場立地

経済産業省が2020年の工場立地件数を発表した。予想どおり、件数も面積も1、2割減った。といって、まだゼロにならないので、しぶとさも感じられる。

都道府県別にみよう。首位は茨城県の65。これを愛知60、静岡54が追う。東海は強い。岐阜の43を足すと、3県で157。全国826の19%を占める。

おっと。北関東も善戦。茨城に栃木36、群馬52を足すと153。意外な僅差。首都圏市場を当て込んだものづくりがなお強さを発揮しているのか。

独自の税制優遇もあるようだから、割安感はあるのかもしれない。ただ本社と同じ地域での投資が主のようだから、あまり規模も大きくないようだ。

コロナで大企業と中小零細が振るわず、投資意欲は縮んでいる。辛うじて真ん中の中堅どころが踏ん張っているか。

この資料だとわからないが、将来を見据えた新しい拠点づくりはどこまで進んだか。技術革新対応型の新需要掘り起こしにつながるようなもの。

単に需要に応じた投資なら、あまり息の長い成長にはつながらないのかもしれない。その企業の利益だけ増えるということでもよいのだが。

税も雇用も生む工場立地。何でも来てくれればありがたいだろうが、どうせなら革新的な製品を育む場所であってほしい。タネはまかれているか。

工場立地はいま、件数も面積もバブル期の4分の1しかないという。やはり量がないと。画期的な工場というのはそう増えていないんじゃないか。
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基礎データなき太陽光

山梨県が全国でも最も広範で厳しい太陽光パネルの設置規制条例を作るという。環境を破壊してまで備えるものではないと見ているようだ。

各種記事を見ると、山梨県は発電量が全国トップクラスだそう。山あいの印象だが、それなりに広い土地もあるのか。九州勢が強いイメージもあるが。

どれが信頼できるデータかよくわからないが、普及率は佐賀とか宮崎がトップのよう。設置件数では愛知。発電量は山梨、長野といったあたりか。

個人的に引っかかったのは、なんで都道府県比較ができるデータがネットで探せないのかという点。古いものばかりで、網羅的に現状を把握できない。

基礎データがうまく見つからないところを見ると、太陽光の勢いはだいぶ失われたといえる。あまり関心もないからデータも揃わない

規制の強化が進むのもむべなるかな。景観とマッチしないというところもあるだろう。田んぼの中のパネルは相当醜悪だ。

経産省もよほどいい加減だから、煽るだけ煽って、問題や課題が出てくるといきなり手を引く。それがデータのなさに表れていないか。

これからはすべての住戸に必置なんてことにならないだろう。やるなら国と事業者の意思が問われるが、規制する自治体の主張のほうが説得力がある。

原発しかり、太陽光しかり。きちんと必要性と戦略を説明できないものは、推進体制も整わない。日本は熱しやすく冷めやすい。これては温暖化対策の実も上がるまい。
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大阪聖火リレー中止は釈然としない

聖火リレーがまた翻弄されている。今度は大阪。コロナの感染拡大で取りやめになるそうだ。来週、正式決定するらしい。

聖火リレーについては、地域のシンボルなんかが報道されるから、うまく活用して、地方のアピールにつながるといいなと思ってきた。

この感染状況ではやむなし。しかし。なんとも釈然としない。なぜ大阪だけ中止? 兵庫だって危ないよ。今週の岐阜は滞りなく走ってるし。

大阪やめるんだったら、宮城県はどうする。まだ先のことだから、それはその時、とでもいうのだろうか。場当たりではないか。

もうひとつ。島根県知事が口にしたときはあれだけ批判したのに、大阪府知事がいうと、国もやむなしとの姿勢。それはおかしくないか。

島根県知事の発言は個人的にはよくないやり方だと思うが、寄ってたかって潰した。あれはどうかなと思っていた。吉村知事なら聞くんか?

どうもこの、国民を騙すとはいわないが、場当たり的な対応で、なし崩しで五輪やれれば何でもいいやと思っていないか。政府は。

聖火リレーも地域任せにせず、しっかり国が監督し、コロナが危うい情勢ならば、予定も変更する。その注意深さが信頼を得る。

大阪の感染者数ならやめるよねぇー、で終わりにしてはいけない。そこは行政的な説明責任がいる。なぜやめるのか、どういう事態を重く見るのか。

大阪だけやめていいよ、というのは違うんじゃないか。由らしむべし知らしむべからず。そんな態度でのらりくらりやっても、楽しめない。
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点検春条例⑦富里はすいかの名産地

対立色の強い今年の地方議会。ここでほのぼのとした条例をひとつ。富里市が作ったすいか条例。生産者を守り特産品をアピールする狙いだ。

ホームページには成長のプロセスを紹介する「富里すいか日記」がある。これが面白い。すいかってこうやって育てるんだ。学んだ。

高齢化で生産者も減少。手間のいる作業だから、後継者育成は大変だ。かつて皇室にも献上していたそうだから、条例を機に盛り上がって。

すいかの名産地という童謡があったが、国内生産は熊本県と千葉県が激しく競り合っている。すいかもまた輸出が少ない。頑張ってほしい。

さて、こういう地元の特産品にまつわる条例、ほかにあるかな。日本酒や焼酎、ワインは乾杯条例がある。

青森県板柳町はりんごまるかじり条例。まるかじりの普及に努めるのが町民の責務だ。カゴメ発祥の東海市はトマトで健康づくり条例を持つ。

ネットで調べた感じだと、きゅうり条例やかぼちゃ条例、なす条例はなさそう。どこかの農業県で作ってみてはどうですか。
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地価に見る地方中核都市の存在感

公示地価が発表になった。6年ぶりの下落ということだが、コロナでこれだけ人がいなくなれば、土地取引も停滞しよう。

さて、都道府県別の変動率を眺めた。大都市の失速ぶりは鮮明だが、商業地は23県、住宅地は24県が昨年と続けてマイナスだった。ちょうど半分。

回復基調にあったといっても、都市部が全体を底上げし、多くは弱いまんまだったのだろう。訪日客というつっかえ棒がなくなったら、全部沈んだと。

2年連続プラスは商業地が8道県、住宅地が9道県。商業地も住宅地も2年連続でプラスは、北海道、宮城、千葉、福岡、佐賀、熊本、沖縄。九州勢健闘。

札幌、仙台、福岡を中心にした経済圏ができているということだろうか。千葉も東京のおかげだろう。なるほど中核都市は重要だ。

地価からみると、地方の経済力はやはり二極化しているといえそうだ。景気の影響を受けやすい都市に対し、なかなか浮上しない地方。

浮上しない地方は自力のある拠点都市を作って、そこを中心に広く恩恵が行き渡る仕組みを整えないとだめなんだろう。
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登録有形文化財とはなんだろう

NHKのサイトを見ていたら、こんな記事が。マヤカンが登録有形文化財に。おおお。摩耶観光ホテル、そんな名所になってしまうのか。

さて、登録有形文化財とはなんだろうか。重要文化財とどう違うのか。せっかくなんで勉強してみた。近代建築の保存を目的に作られた制度だとか。

原則として建設後50年たち、国土の歴史的景観などに寄与していることや再現が容易でないことなどが基準になっているという。へぇー。

壊されてしまうのを防ぐために緩やかに網をかける。利用しながら保存していく。なるほど、マヤカンなんかには最適な制度である。

では全国にどのくらいあるのか。文化庁のホームページを見ると、12400。結構あるな。ああ、あれがというのはないが。

建造物は関西に集中。トップスリーは大阪、兵庫、京都。建物となると、ある程度の都市ですな。長野や新潟が多いというのも歴史の厚みゆえか。

美術工芸品も途中から対象になり、こちらはまだ全国に17。おっ、われらが宮城県が3とトップではないか。多賀城関係の出土品ですね。健闘、健闘。

他にも登録有形民俗文化財とか登録記念物という制度もあるようだ。陸前高田の漁撈用具とか生産用具が多いそう。

国宝は知っているものもあるが、知らない大事なもの、結構多い。ありきたりだが、日本の積み重ねた歴史がきちんと生かされていくのは大切なことだ。
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柏崎再稼働はなくなったか

総務省、みずほ銀行、東京電力といえば、今話題の三大ぽんこつ組織。接待漬け、デジタル音痴ときて、防犯意識ゼロ。困ったものだ。

どれも大事なのだが、この東電の問題はちょっと看過できない。核の防護が危うくなっているという事実。これは県庁も本腰を入れて対応すべき。

テロリストに狙われて、最初に被害を被るのは新潟県民だ。県民を果たして守れるのか。規制委員長がなめてんのかと指摘した事実は重い。

経済産業省に任せていてもだめだろう。これこそ、県でチームを作って柏崎刈羽に乗り込んでもいいぐらいのことだ。大人になる必要はない。

地震計の故障を放置したり、あ然とするような実態が続く東電。こんな会社に任せていていいのだろうか。国は何をやっているんだろうか。

こういうことばかりやってるから、原発再稼働は遠のくのだ。自滅による失点。誰のせいでもない。自分が悪い。

ここができないと、東電の経営も大変だと思うが、その気概が全くみえない。この無気力はどうしたことか。会社、従業員はどこを見ているのか。
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残念なロマンスカーの車内販売終了

〽雪解け間近の北の空に向かい、、、まもなく春、旅情をかきたてる「いい日旅立ち」。はあー。今年もまた外出自粛だろうか。

JRの春のダイヤ改正。185系踊り子号が引退だそう。北海道では18もの駅が廃止になる。奥羽本線でも赤岩駅が廃止に。秋田臨海鉄道も幕を下ろした。

小田急はロマンスカーの車内販売を終了した。ああ。洒落たロールケーキ、何度も食べたなあ。いとこと乗って、席にスライムこぼして大変なことに。

春は別れの季節ですが、鉄路にも様々な変化が。コロナで旅もできない。鉄道会社の収入も落ちているようだから、それで鉄路縮小なら寂しい。

バスの路線廃止のニュースはたくさんある。京急は長距離夜行バスから撤退するそうだ。うちの近所でもひとつ廃止になるとわかりびっくり。

バスやタクシーはだいぶ見直しが進んでいるようだ。鉄道よりは変えやすいのか。人口減にインバウンド減。コロナショックの影響は大きい。
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寿都の名乗りは邪なのか

核のごみ処分場建設を巡り、文献調査に名乗りをあげた寿都町で住民投票条例案が可決した。なかなか複雑な気持ちである。

条例によると、投票は文献調査のあと、次の概要調査に入る前に実施されるという。これなら文献調査は認めるということになる。

入り口から反対している人には不満であろう。いま町と議会が住民投票に賛成するということは、文献までできればOKという考えがあるのではないか。

文献は2年で20億円の交付金が、概要は4年で70億円がもらえる。最後の精密調査は受け入れたようなものだから、前のふたつが重要。

町は来年度予算で10億円の予算を組み、保育所や消防の人件費などに充てるとした。うーむ。できっこないという前提でお金をもらっているのか。

そういうところもあろうとは思っていたが、なんとなくそういう邪心見えてきた。ならば建設反対派は安心だ。しかも、地域が潤う。濡れ手に粟?

スイス映画を見たばかりだが、自治体に任せるのはよくないのか。本気になって議論し、町の将来をかけているという真剣味が見えてこない。

面白半分なんてことはないが、うまい手を思いついたな、ということか。今の世代の財政が切り抜けられればよいということか。

せっかくの名乗りを悪意の目で見つめたくはないし、最初は重要な問題提起と思えたが、ちょっとどうかな、今頃懐疑的になりつつある。
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