自治体のツボ

地方分権ってどうでもいいことなんでしょうか

地方自治・地方行財政・地方創生…地方のあれこれを取り上げます

新型コロナウイルス

震災9年半②復興と五輪は切り離しを

来年の今頃、東京五輪を無事に開催できているだろうか。新政権が発足するタイミングで、復興と五輪を切り離し、リセットしてはどうかと提案したい。

コロナ五輪にしたほうがいい。コロナ対策に世界中の英知を集め、安全に開く。縮小開催でもいい。やりおおせたら、国際社会の自信になる。

日本がその起点になれるのなら、とても意義あることだ。新首相にはぜひ求心力を発揮し、世界に協力を呼びかけてほしい。

これは被災地切り捨てとか福島隠しということではない。コロナを踏まえ、五輪の持つ意味合いを切り替えたらどうかということだ。

復興アピールというのは我田引水な感じがする。被災者にも重荷ではないだろうか。五輪で復興も終わり、といっているように感じてしまうし。

福島のありのままを見てもらうならよいが、首相から「完全に管理できている」と聞くと、現状をだいぶお化粧して見せるのでは、と疑いたくなる。

それなら、五輪をコロナと歩む人類が自信を取り戻す場としたらよい。開く意味も出てくる。あえて被災地を特別扱いしないほうがよくないか。
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アマビエちゃんで万事解決?

自治体の感染防止システムが注目されている。国もCOCOAを運営しているが、LINEなどと連携した独自の取り組みが広がっている。

これは事業者と市民がどこまで活用するかにかかっている。使ってくれないと宝の持ち腐れ。効力も高まらない。

そこで、茨城県の「アマビエちゃん」は全国で初めて、飲食店などの対象事業者に登録を義務付けることにした。従わないと名前を公表する。

登録を促すため、事業者には経費の助成を、一般市民には抽選で県産品をプレゼントする。よく練り上げた案だと思う。

とにかく浸透するかどうか。無駄な感染は広げまいと思い、足並みを揃えることが肝心。茨城県の成果に注目したい。

COCOAもいいんだけど、何もなければ動かないので、使っている実感が出ないのが悩ましいところ。Bluetoothの電力消費も激しいし。

ところが、ひとたびアラートが発せられたら、パニックを起こしそうだ。普及・浸透に目を奪われ、有事のときはどうするのか、意外に知らない。

病院に駆け込むの?自治体に連絡するの?会社には何というの?情報あってんの? 次々と疑問が湧いてきそうだ。

COCOAも何だか頼りないが、アマビエちゃんは即応してくれるのだろうか? 感染の恐れ発覚となったときのフォロー体制も充実してほしい。
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コロナ破綻が全都道府県で発生

東京商工リサーチがまとめている新型コロナの関連破綻。9月に入り、これまで全国で唯一破綻がなかった高知県で発生。コロナ関連破綻が全都道府県に広がったという。総数446件になっている。

同社によると、業績不振の会社にコロナがトドメを刺したケースが大半だそうだ。綱渡りの企業がいかに多かったかということで、再建も困難。パタッと息が切れたようだ。

アベノミクスでどうにか息をついていたが、経営が楽なわけではなく、延命措置が施されていただけだったのだろう。せっかくの長期政権。もう一歩踏み込んだ生産性向上支援があれば、と思う。

県別に破綻を見ると、東京、大阪が多いのは企業数の多さによるもの。1件にとどまっているのは、秋田、山梨、和歌山、鳥取、高知。人口規模となにやら重なる。業種は飲食・アパレル・宿泊が上位。

さて、もうあっという間に9月。まだまだ暑い。かと思うと、台風被害も大きい。コロナもホントにピークは越したのか。迫るインフル。企業経営の霧は晴れぬ。みなさんも体調など崩されませんよう。
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岩手県知事の真意が知りたい

かなり違和感がある。岩手県知事のGoTo批判報道。思わぬ好反響に戸惑ってるのは知事自身ではないか。

違和感の1つ目。知事が「失敗」と明言するのはどうか。政府にはモノを申すべきだし、反省はすればいい。だが、まるで他人事にみえる。岩手にも観光業者いように。

ただ、この点、You Tubeで会見の様子を見ると、さほど問題はない。時期を問題視しているようだし、ことさら政府を批判しているわけでもない。

党派が違うから、自公政権に異論ばかり唱えるでは困る。地方行政は安定しない。そこは足並みをそろえ、是々非々の遺漏なき対応を求めたい。

問題はもうひとつの違和感。報道に対する一般の受け止めだ。知事発言に喝采を送り、政府を批判する。知事も乗っかられても困るんじゃないか。

知事も「政府のバカ」といったわけではない。思ってるかもしれないが。突っ込んで、具体的に批判しているわけでもなし。

あまり生産的な議論になってない。もちろんGoToは問題がありすぎる。やるべきかどうか、いつやるか、手続きは難しくないか、効果は出るか。

問うべきはそこ。知事さすが、他の知事もぜひ、というのは、悪ノリの類だ。言葉だけの反応が出ないようにするには、記者も真意をたださないと。
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都道府県の帰省メッセージ読み比べ

皆さんはいまご自宅で静養中でしょうか、ご実家でお盆を過ごされているでしょうか。それぞれ考え抜いたうえでの行動。楽しい夏のひとときを過ごしていただきたいものです。

さて、当ブログでは帰省について、各都道府県がまとめて何か出すべし、と唱えたわけだが、実はその翌日、全国知事会が各都道府県からのお願いを一覧にしてまとめていた。

これは便利。地方として統一のメッセージを出すよりは、個々の思いをまとめて示したほうが、個々人が考える材料になる。吉村知事の発案だそう。おみそれしました。

では、読んでいこう。総じて西日本は「帰ってくるな感」が緩め。お盆という行事への思い入れだろうか。奈良は気をつけて「社寺参拝や故郷の自然を楽しんで」とある。

茨城と福井はあからさまに東京との行き来を警戒。和歌山は「首都圏と大阪に出かけて会食をしない」とうたった。こういうのははっきり言わないと伝わらない。秋田もストレートなお断りだ。

岡山の2択もいい。帰省する前に確認をと言って「帰省前の2週間、感染のリスクが高い行動を控えましたか」「帰省先にご高齢の方はおられますか」。ギクッ。これはひるませる作戦ですな。

首都圏は感染者が多いせいか、文言が短め。千葉は「帰省先の都道府県の要請を参考に行動を」。肩身が狭いとでも言うような書きぶり。こちらからとやかく言えないよねえ、とこぼしながら書いたか。

とにかく暑いんで、実は熱中症のほうが心配。お盆うんぬんもあるけど、体をいたわり、ゆっくり過ごしていただきたいものです。のんびり、だらっと。コロナにうつらず、うつさないように。
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寂しい「地元の名店のひっそり閉店」

新聞の夕刊をみていると、地元に根付いていた飲食店の閉店が相次ぎ取り上げられている。あのおっちゃんおばちゃんの店、大学前の名物店。寂しさを感じている人も多いだろう。

東京商工リサーチが8月11日までの新型コロナ関連破綻状況をまとめている。それによると、和歌山県と高知県はいまだゼロなのだという。これは続けてほしい記録だ。

全国合計は405件。うち東京都が105件。大阪府39、北海道22、愛知県20と続く。経営破綻比率でみると、東京都の次に福島県が入る。件数では11だが、震災もあったし、心配だ。

業種別では飲食店が62件で最も多い。長年多くの人の胃袋を満たしてきた飲食店が多く破綻しているというのは切ない。せめてハッピーリタイアであることを望む。

息が続かなくて破綻という小規模企業が多いという。先行きを考えたらあきらめるよりほかないということだろう。ゾンビ企業には退出願いたいが、ぎりぎり持ってきたところのギブアップが目立つ。

こういうところはいくら支援しても、日銭が稼げなければどうしようもないのだろう。長年通った客が声を上げてキャンペーンを張るとか、こういうときこそネットを使った草の根後押しがいる。

先日、心配になって学生時代に通った喫茶店を訪ねた。ああ、まだやってた。普通に利用できた。よかった。思い立ったらすぐ出掛けてお金を落とす。これしかない。

知事は夏休みもとれない?

なんだか今年はのんきに夏休みとってる場合じゃないな、と思っていた矢先、知事の夏休みがネットで騒ぎとなっていることに気づいた。

そりゃ、そうだ。このコロナ禍、トップが休んでる場合じゃないだろ、という声が出るのは当然。かわいそうだけど。

もちろん副知事を立てるなど、しっかり不在時の対応を決めていれば、構わないと思う。例年以上に域内でじっとすべきだろうが休息も必要。

夏休み中ということを隠したら逃亡と言われる。居所とやっていることを明らかにするのは大前提。公職だし、トップである以上、仕方がない。

その点で炎上している2知事はやや脇が甘い。大阪府知事はうがい薬問題を放っての休暇に批判が集まる。

神奈川県知事は都内の自宅にいるとか。県内に家はないのね。劇団四季と野球で批判されている折り、突っ込まれやすい。

ここぞとばかりに言われてしまうのは注目されているがゆえ。休んじゃいかんのか!と開き直るのでなく、丁寧に対応した方がプラスだと思う。

でも、暑すぎるから、しっかり休息して、次に備えたほうがいい。殺人的な暑さですよ、これ。それでもテレビは出るんかいな。
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見附市が訴える「ひと」の怖さ

岩手県でもコロナ感染者が発覚したが、さて、市町村ベースだとまだ感染ゼロというところもあるのではないか。いくつあるんだろう。

さすがネット。調べるといくつか関連の話題が出てきた。中日新聞は7月末にエリアのゼロ自治体を一覧にして記事化している。

記事によると、岐阜県は愛知県に近い美濃地方に集中し、飛騨地方はゼロだという。長野県は当初、感染者を自治体別に公表しておらず全容不明とか。

県によっては感染ゼロ自治体がいくつもあるだろう。東京都の累積陽性者数も8日時点で奥多摩町や八丈町など10市町村がゼロ。島しょ部が多い。

岩手県が腐心したように、言い出せないなんてことが起きていないといいが。1人目が出たときの対応もまた大変だ。地域は詮索で沸騰する。

もう一つ。感染ゼロの見附市が7月15日にフェイスブックにあげた漫画が話題だそう。市公式レポーターが描いたという「安心して感染したい」。 

怖いのは「ひと」と指摘する。その後に投稿された「コロナ『夢?』物語」というのも興味深い。ご関心あればぜひご覧ください。



叩かれる三大都市圏の知事

手のひら返し、というわけではないのだろうが、今度は知事たちへの目線が厳しくなってきた。もちろん言動に批判されそうな点もあるが、世論の変り身についていくのはなかなか大変だ。

吉村知事は後々、うがい薬が転機になったと言われそうだ。小池知事は突如見せびらかしたTシャツが物議を醸している。大村知事は名古屋市長との不仲を受け独断批判が起きている。

ネット民の皆さんの反対意見がすべてではないし、擁護する声もかなりある。ただ、いずれにしろ、長い目で見ることなく、もともとの好き嫌いから近視眼的に判断されているような印象を受ける。

やっぱり上記3知事のパフォーマンスはちょっとどうかなと思う。批判や反対意見にはきちっと対応してほしい。が、それでここまでの取り組みがすべてだめということではないだろう。

政治家たる知事のほうもよかれと思ってやっているはず。ただ民心ばかり追わないほうがよい。庶民の人気に左右されるのは当たり前。そこのポピュリズムに陥ると日本では足元を掬われやすい。

安倍政権は世論の支持に狂奔してきたが、そのツケか、首相は疲れ果てているようにみえる。やらねばならぬことに集中し、自信を持って国民と向き合う姿勢がほしい。だから憲法論議、というわけではないが。

知事も全国ニュースになりやすいが、知事自身が全国発信に酔ってはイケナイ。都道府県民にしっかり向き合うのがなにより大事。よその県からあれこれ言われても、管轄する地域のために動く構えを見せてほしい。

お盆、あなたは帰省しますか

お盆の帰省問題。これは見事に知事の判断が割れてしまった。あんまりよくない。緩やかでいいから、知事会としての見解を示すべきだったのでは。でも、受け取り方は難しい。

「コロナ感染が怖いから来ないで」。「感染に気をつけているなら来て大丈夫」。これは惑う。来るなといわれるとわかりやすいから、やめとこうとなる。今年はこういう状況だもんね、と。

「気をつけて」は迷う。行っても良さそうだな、行っちゃうか。気をつければいいんだからな。4人でメシ食うだけだしな。少し地元にカネ落とすか。こうなると、感染リスクは高まる。

容認派の知事は何人いるんだろう。ローカルニュースから確認できたのは、青森、栃木、滋賀、和歌山、大阪、兵庫、大分。このあたりは大丈夫そう。発言になんの問題もないが、リスクは高まるか。

尾身先生も慎重にとは言ったが、やめろとまでは言っていない。政府がどちらかに強制するのも難しいだろう。閣僚でも首長でも有識者でも、誰の発言のせいにせず、個人が判断するしかない。
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