自治体のツボ

地方分権ってどうでもいいことなんでしょうか

地方自治・地方行財政・地方創生…地方のあれこれを取り上げます

新型コロナウイルス

ワクチン接種が生む地域の連帯感

ワクチンの一般人への接種が近づいてきた。高齢者は4月12日スタートという日程が明らかになった。意外なことに個人のニーズは強いようであり、さぞ自治体の現場は混乱していよう。

そんななかで共同展開のニュースをよく見かけるようになった。厚生労働省が本来は居住地が原則の接種場所について、複数市町村が連携すれば、他で受けてもいいとしたためだ。

地方紙から動きを手繰ると、いくつも出てきた。ひとくくりにする名前がまた郷土色ゆたか。ああ、あそこでまとまってるのか、いいなあと思ったりする。例えば、

富士北麓(4)、足柄上郡(5)、秩父地域(5)、石川県中央都市圏(6)、河沼・大沼両郡(7)、後志管内(5)、羊蹄山周辺(7)などなど。カッコ内は連携自治体数。

住民のためになんとかやりぬかねば、という意思を感じる。頼もしい。動かざるを得ないゆえの連携だろうが、コールセンターの共同化や、医師会・民間との連携など、知恵を絞った様子がうかがえる。

しかし、これは大変な作業。円滑にやって当たり前なのだから、自治体職員の緊張感はいかばかりか。住民もモンスターにならず、思いやりをもって粛々と臨んでもらいたいものだ。

みんなでやれば効率的、そして遺漏も少ない。ワクチン接種を抜かりなくやりきれるかどうか。国の確保策だけでなく、実働部隊となる地方の動きにも目を凝らしていきたい。
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腰砕け与党と漲る知事

なんだかなあ。この10日ほど、国政レベルの与党にがっかりさせられる出来事ばかり起こる。国民のレベルを表しているということでしょう。

銀座陳情3兄弟にキャバクラ学会、居座り有罪議員、首相ご子息公助。極め付きはわきまえない元首相。本業を疎かにして、緊張感欠けまくり。

今年は補選がいくつかあり、都議選、衆院選と続く選挙イヤー。よほど気を引き締めていかないと、想像もつかない結果が出るだろう。

ここで気になるのは小池氏や吉村氏のような知名度も人気もある大都市圏知事の動き。よもや国政くら替えなんてことは。都知事が最もありえるか。

だいぶコロナでお疲れのようだったが、政局になるも俄然勢いが増すように画面では見える。手ぐすねひいておられるか。

となると、場所によっては知事選が急遽入り込む地域もあるのかも。常在戦場とはいえど、地方自治の世界はもう少し落ち着いていてほしいところ。

与党のパワーダウンに比して、都道府県知事は存在感も求心力も増した。皮肉なことにコロナの自粛ムードが政界のきな臭さを煽っている。
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NHKスペシャル「リーダーの決断」

NHKスペシャル「パンデミック⑦問われるリーダーたちの決断〜第3波に揺れる自治体」を見た。コロナ禍での地方独自の判断の大切さを問う番組。

興味深かった。丹念に関係者に取材していた。小池知事の「コロナにはかつしかない」にさらわれた感じだったが。

番組はまず緊急事態宣言の再発令を巡る政府と都のさや当てに焦点を当てた。都に押し付ける国、国の責任を強調する都。不毛ですな。

細川元総理に地方の覚悟を言わせた大越キャスター、和歌山県へ。のじり技監という信念の人を映す。保健所も潰さず、感染者を3日前まで追跡。

データを持っている都道府県の強みを強調。国に判断を求めるのではなく、都道府県こそがんばらないといけないとの訴え。頼もしい。

仁坂知事も国の通知も踏まえて独自の判断をすると明快に語る。責任を持って最初の病院クラスターを封じ込んだ経緯を細かく紹介した。

すると、今度は小泉政権の三位一体改革へ。そうつなぐか。自治体の財政難をあぶり出し、泉佐野市の苦境を取り上げる。和歌山に近いから泉佐野?

番組で言いたかったのは、独自の判断を下す地方の責任と覚悟だろう。リーダーが問われている。明快に方向を語って、住民を引っ張れと。

それはいいが、どうも国の責任を曖昧にしていないか。奥歯にものの挟まったようなつくり。コロナはやはり国の姿勢に問題があったと思う。

知事や首長はよほどハラを据えて決断していた。問うべきは国の曖昧な意思決定ではないだろうか。通知だけ送りつけて事足れりとする省庁の姿勢。

国は地方が決断しやすいように支援し、後押しすることがなぜできない。メンツか。番組はちょいちょい国批判をするものの、ちょっと弱い。

コロナは地方が自分で考えてやるべきことをやる、一つの契機になったのかもしれない。では国は?法律を盾に自分を守るだけでは。

番組の作り手の皆さんの意図はどこに。私はそう受け取ってしまったが、それは果たして正解なのだろうか。来週の大河ドラマ最終回も期待。
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オードリー・タン氏に学ぼう

コロナ対応で世界の注目を集めた台湾。デジタル行政を率いるオードリー・タンさんという若き閣僚の存在感がひときわ光る。

ちょっと本読んでみようと思って手にとったのが「デジタルとAIの未来を語る」(プレジデント社)。面白かった。発想に無理がない。

このブログにも大いに関係していた。タンさんは都市も重視しているが、地方の生活をどうデジタルで支えるかに関心を持っている。

台湾は5Gの展開を地方から進めているそうだ。ネット環境が良くないからこそ当然という姿勢。教育の不公平感解消などに役立つとみる。

日本だと効率が気になるかもしれない。すぐ予算ばらまいて、同じことをしようとするから。台湾はそういう心配はないのだろうか。

タンさんは公共の利益を追求してきたと書く。みんなのためになることをうまくやれるのがデジタルと位置づけ、若い人もそこに引き込む。

日本だと若者が白けてしまうところだが、その力を活かして社会を変革する活力に変えていこうとしている。日本の若者が叱咤され励まされている。。。

日本の地方創生やRESASにも注目しているのだという。成功例と失敗例からも学べると言われると、だいぶこそばゆい。

この本は若い人に読んでほしいし、政策を作る公務員にも見てほしい。デジタルが持つ、行政、政治、社会を変える力。刺激を受けるはずだ。
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東京五輪判定会議の設置について

そろそろ東京五輪についてどう考えるか、日本人一人ひとりが意見を持ったほうがいい頃だろう。国が決める前にある程度の国民合意がほしい。

英タイムズが先週、与党議員の声として、日本が中止を決めたと報じた。小池都知事は抗議せよと憤ったが、何となくうやむやになった。

コロナが長引き、変異種の恐ろしさも取り沙汰される中で、果たして挙行できるのか。誰しもが思うことだろう。

元柔道選手の山口香さんは3月上旬の判断が望ましく、今度はやるかやらないかの選択と毎日新聞に語った。納得できる発言だったと思う。

フロリダ州が代替開催の地として名乗りを挙げたとも聞くが、個人的には東京五輪、無理だと思う。根拠はないけど。

ただダマテンの政府に突如判断を下されるのは違うと思う。国民投票しろとは言わないが、官邸独断で開催か中止を決めてほしくはない。

そういうのは政治主導とはいわない。各種世論調査、有識者や野党の意見、準備の実状、各国の意向を見極め、判定会議でも作って結論を出すべきだ。

どっち転んでも曖昧な政治主導はイヤだ。「わたくしの責任において、開催することを決めました」。なんて総理に突如会見してほしくない。

国民合意を演出し、話し合いを丁寧かつオープンに進めることで、納得感ある結論を導き出すべき。「さすが日本」と世界に言わせたい。

もうそろそろそういう作業に取り掛かってもいいのではないか。英知を集めた、説得力のある判断を民主主義的に決めたと示したいところである。

「IOCが決めるべき」と言って丸投げするのもアリだ。それも無責任ではない。決めたのはIOCなんだから。そろそろそこも言い出す時期では。

五輪の判断を曖昧に下してはいけない。きちっとした結論を出す。それが国民のためであり、スポーツにかけている人のためではないか。そろそろ。
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首長の体調不良を案じる

大ファンの中村吉右衛門が1月の歌舞伎座公演を病気休演している。本当に心配だ。今月、一回だけ見られたが、具合悪そうだった。早期快癒を願う。

さて、新型コロナ禍にあって、政治家や首長の体調も非常に心配である。福岡県知事は肺の病気で再入院。横浜市長は帯状疱疹だそうだ。お大事に。

東金市長はコロナに感染したという。首長の感染も増えてきたが、これは気をつけていてもかかる。が、相当気をつけないといけない。

菅首相の咳が止まらないという週刊誌報道もあったが、日本人は昨年、総理の病気辞任を目にした。しっかり休んで気張ってほしいものだ。

とはいえ、首長も目を離すと公用車で別宅に行ったり、サウナを庁舎に持ち込んだり。公私はきちっと分けてもらわねばならない。

首長らトップの体調管理は自治体の重要な仕事である。危機管理である。働かせて放置してはいけない。大人数会食は引き留めるべし。

コロナや強烈な寒さに覆われる日本列島。トップを疲弊させてはならない。元気すぎて面倒な上司もいるが。皆様も体調には気をつけられますよう。
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静岡県よ、今が正念場だ!

静岡県、いまこそ頑張ってくれ。リニア止めてる場合じゃない。それもわかるけど、戦うのはここだ、変異種だ。

静岡県で男女3人の変異種感染者が判明した。英国の変異種が日本にもきていたわけで、日本の水際対策が失敗していたということにほかならない。

ここでなんとしても静岡県には頑張って、徹底的にやれることをやってほしい。厚労省に言われて資料隠してる場合じゃない。

わかったこと、わからないことを明確にすべき。不明点があってもいいのだ。この期に及んで、情報をぼかしたり、嘘ついたりしてはいけない。

最も守らないといけない静岡県民も可哀相だ。地域特定はできないのかもしれないが、ちゃんと情報公開しないと、県民をいたずらに動揺させかねない。

静岡県は「感染拡大警報」を出したが、これが全く新味がない。今までに出ている対策ばかり。変異種を前にして出した意味が見えない。

感染発覚は静岡県が悪いのではない。ただここで対応を誤ると、初動を誤り、全国に変異種の危機が蔓延することにもなりかねない。

ちょうど1年前、奈良県のバス運転手の日本人感染第一号が発覚し、その詳細な活動報告から我々もコロナの衝撃を受け止めることができた。

正しく恐れる。わかっていることを踏まえ、果断に警告を。静岡県の情報をもとに日本全体で正しく防御する。県は変異種対策の起点になってほしい。
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広島県のPCR80万人は英断か

広島県が広島市民を対象に大規模なPCR検査を無料で実施する方針を打ち出した。その数、80万人。なんとなくすごく思えてしまうが、ホントに?

これまで勉強してきた感じでいうと、PCRは万能ではない。無症状の人にやってその場は安心できても、感染を防げるわけではない。

むしろ医療現場は大変なことにならないか?無料なら我先にという行動を誘発するのでは?マスクや医療防具は足りますか?

お金はどうする?中国新聞が書いていたが、県は国に支援を仰ぐつもりだという。えっ!それはおかしくない?

確かに広島市は準宣言をしてもいいぐらいの危機にはあった。しかし、PCRを大規模にここだけで国のお金で、というのはちょっと違うのでは?

世田谷のプール方式はいいなと思った。あれはクラスター対策にも、医療現場の負担軽減にもなりうる。しかし、広島方式は真似すべきか。

各自治体がオリジナルな試みに挑むのはよいが、財源には限りがある。何が効果があるかもわからない。そこを踏まえないと、英断は独断に変わる。

広島県民がどう受け止めるのか、もう少し反応をみたい思いがする。国はどう受け止めるのか。静岡県の変異種確認が本当に気がかりだ。
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緊急事態宣言の外に広がるモヤモヤ

2021年は年明けから、コロナ再拡大の不安にさいなまれる年となった。しかも、大雪。寒波とコロナのダブルパンチである。

11都府県に緊急事態宣言が発令されたが、発令外地域は安心というわけではない。広島市は宣言に準じた措置がとられるそうだ。

北海道と札幌市も気の抜けない展開が続く。知事は宣言地域とそろえた国の支援を求めている。線引きするなら、中に入れてくれと思ってるだろう。

時短要請の協力金は2万円からスタートして6万円と引き上がってきた。どんどん釣り上げていくやり方はどうか。せりじゃないんだから。

最初の見通しの悪さを表しているように思えてならない。蔓延を阻止できず、慌てて金で解決というか。なんかチグハグしている。

全国一律の再発令でなくてもいいし、知事の要請を受けての発令でいいけど、腰を据えて言い訳なしの対応をしているように見えないから批判が出る。

どうも安倍政権に続き、菅政権もコロナ対処がうまくない。事ここに至ると官僚も不出来なのではと思えてくる。

政府の仕事ぶりに信頼を置けないから、地方も浮足立ってしまう。コロナ対策はどれを見てもツギハギだらけ。だから誰も安心できない。

個々人はできる限りの協力をして、おとなしく過ごすほかあるまい。落とせるときには飲食店でお金を落とす。そこを肝に銘じておこう。
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福岡県知事はこの1年で何を学んだのか

緊急事態宣言の再発令を巡り、福岡県がクローズアップされている。腰の重い政府より腰が重く、あの政府に背中を押される始末だとされる。

小川知事は発言を取り消したそうだが、西村大臣から「最後の船」だと急かされたという。それじゃ、乗りますか、ということなのか。

福岡県、知事の態度は問題だ。いらないならいらない、やるならやる。県として独自の判断がないから振り回される。そこが最悪に思える。

他の知事は自らの情報に基づいて声をあげ、政府に判断を求めた。医療逼迫や感染懸念について、何らかの見通しをもって喋っている。

本当に大丈夫と思うなら、国の求めを断るべきだった。まだ様子を見させてくれとも言えたはずだ。今回の対応で県は県民の信頼を失ったのではないか。

福岡県の姿勢を見ていると、首都圏と関西圏の知事が手をあげて、政府に対応を求め、政府もそれを受けて対処という流れは間違っていないと思える。

国が独断専行されても困る。地方に問題意識がなければ、国と連動しない。現場がわかる地方に突かれて動く政府が悪いわけではないだろう。

もちろん2段階の再発令が早かった遅かったかは、後で検証が必要だろう。いつ手を打つかが最も大事なんだから。

それにしても福岡県。この1年、何やっていたんだろう。多くの知事は情報を集め判断する能力を高めた。頼もしい知事も増えた。

総理に静岡県と間違えられるようでは。
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